今日も AI 業界は動き続けている。Gemini の新モデルが出て、GPT の次世代版がプレトレーニングを終え、Meta は「出す出す詐欺」を続けながらもオープンウェイト王者の座をキープしている。そして静かに驚くのが、AI 同士が記憶を引き継ぎ始めたという話だ。2026年4月3日、注目トピックを5本まとめてお届けする。
Google Gemini 3.1 Flash-Lite 正式リリース——Pro の 1/8 コストで同等性能
Google が Gemini 3.1 Flash-Lite を正式リリースした。価格は入力 $0.25/1M トークン・出力 $1.50/1M トークン。プロ版と比べると 8 分の 1 という破格の設定だ。
要するに、「フラッグシップの実力をコンビニ価格で」というモデルが登場したわけで、大量処理・低遅延系のユースケースを狙い撃ちしている。Google AI Studio と Vertex AI でプレビュー提供中。API 経由でどこまで Gemini 2.5 Pro と性能差が縮まっているか、ここで迷いやすいのが「Flash と Pro の使い分け」だが、判断基準はシンプルに「スループット重視か精度重視か」で決めれば良い。
OpenAI GPT-5.5(コードネーム Spud)プレトレーニング完了——Q2 リリースへ
OpenAI の次世代モデル GPT-5.5(社内コードネーム「Spud」)がプレトレーニングを完了した。公式リリース日はまだ未発表だが、予測市場とアナリストの見方は Q2 2026、つまり 6 月末までに揃っている。
実は OpenAI の現在の月収はすでに $20 億(年換算 $250 億)に達しており、IPO 準備も加速中だとされている。要するに、GPT-5.5 は「次の一手」であると同時に「IPO 前の切り札」でもある。プレトレーニング完了からリリースまでの期間をどう詰めるかが見どころだ。
Meta「Avocado」5〜6月に延期——Llama 4 Maverick がオープンウェイト最強を維持
Meta のフロンティアモデル「Avocado」は 3 月リリース予定だったが、5〜6 月へ再延期された。「また延期か」という声も聞こえてきそうだが、現行の Llama 4 Maverick(400B パラメーター・1000 万トークンコンテキスト)がオープンウェイト最強の座を保っているため、Meta 的には急ぐ理由がないのかもしれない。
ここで注目したいのが「オープンウェイト」という言葉の意味だ。要するに「モデルの重みを公開していても、学習データや細かな制約はブラックボックス」というのが実態で、"真のオープンソース AI" かどうかは今も議論が続いている。
Google「Import Memory to Gemini」——他社 AI からの記憶データ移行ツール登場
Google が発表した「Import Memory to Gemini」は、ChatGPT・Claude・Copilot などの記憶・設定データを Gemini へ丸ごと移行できるツールだ。
比喩として言うと、これは AI 版の「キャリアナンバーポータビリティ」に近い。電話番号を変えずにキャリアを乗り換えられるように、AI との会話履歴や好みを持ったまま乗り換えられるようにしようというわけだ。実は AI 業界にとって「記憶の囲い込み」は今後の競争軸になると見られており、そこを Google がいち早く崩しにきたのは興味深い。
2026年 Q1 AI 投資総額 $2970 億——VC 全体の 81% が AI に集中
2026年第1四半期、AI 関連投資の総額が $2970 億(約 44 兆円)に達した。VC 投資全体の 81% が AI 関連という、前例のない数字だ。
内訳を見ると OpenAI $1220 億、Anthropic $300 億、xAI $200 億、Waymo $160 億。要するに「AI に賭けないのはもはや怠慢」というムードが資本市場にある。ここで迷いやすいのが「バブルかどうか」という判断だが、収益指標(OpenAI 月収 $20 億)が実需を示している点はドットコムバブルとは異なる。
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